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  • 2008.07.01 Tuesday
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『砂の器』(1974)---差別と宿命

松本清張の原作も読んだし、中居君のドラマも観て、話の内容は完全に知っていたにもかかわらず、涙涙でした!

変なたとえだけど、『パッチギ!』(2004)のエンディングを、時間的に3倍長くして、内容的に3倍濃くしたような、後半50分間。映画史に残るエンディングと言っていいと思います。

そこでは、丹波哲郎が犯人の半生を語ります。言葉に重みがあります。こんなすごい俳優とは知りませんでした(『大霊界』より後しか知らないもんで)。

砂の器---エンディング


中居君のドラマでは、親子の「宿命」は「父親の殺人」でした。大変がっかりしたことを覚えています。あの処理はよくない。原作のほうでも実は「ハンセン病」のことについては、ほとんど書かれていません。ほんの1ページ分くらいです。

物語の中であれ、ハンセン病の問題をまともに正面から扱ったのは、この映画版だけです。社会的な問題背景と親子の情愛、そして人間の宿命を、見事に描ききった本作は、やはり日本映画の最高傑作のひとつと言っていいと思います。

ハンセン病問題にかんしては下の本に、とてもわかり易く、それでいて情感豊かに書かれています。是非ご一読を。

差別とハンセン病 「柊の垣根」は今も
『差別とハンセン病 ---「柊の垣根」は今も』
(畑谷史代/平凡社新書/760円+税)


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『アラバマ物語』(1962)---お父さんは(ちょっと)心配症

ストーリー組み立ての見本のような映画。
子供たちの視点を通して、大人の世界を描く。

これって実は常套手段で、マスコット的なキャラに対して、主人公がいろいろ語りかけることによって、場面を説明したり、メッセージを伝えるというもの。まあ世に言う(?)宮崎駿パターンです。『魔女宅』のジジ、『ナウシカ』ではテト、『ラピュタ』のキツネリスです。『もののけ姫』では、マスコットが主役になっちゃいました。

というか、『アラバマ物語』の手法をみんなが真似してるのかも知れませんね。

このような方法によって、伝えたいメッセージを、いかにも客観的事柄のように思い込ませる効果を得られるのです。

とは言え、感動しました、『アラバマ物語』。裁判で黒人の被告が敗訴になってしまったにもかかわらず、傍聴していた被告の仲間たちが、フィンチ弁護士を心から讃えるシーン。そして、黒人の老紳士がフィンチの娘に立ち上がって父を讃えなさいとうながすシーンは泣けました。

子供たちにゆっくり訥々と語りかける父親の言葉が胸に染み入ります。
ゆっくりと身についたものは、一生心や身体から離れることはありません。
急いで詰め込んだものは、すぐに忘れてしまいます。

子供に語るフィンチの生き方が、映画を観る者に対しても、ゆっくりと染みていき、映画全体の余韻として残ります。


是非観てください。
涙もろい映画兄弟。泣ける映画特集に期待 ⇒ 

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『フレンチ・コネクション2』---いろいろ追っかけてます

『フレンチ・コネクション』1作目では、自動車が地下鉄を追いかけていましたが、2作目では、人間が路面電車を追いかけ、その後、ついには船を追いかけてます。すげえよ。

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『フレンチ・コネクション』---粘着気質のポパイ

前にBSから録っていたのをやっと昨日観た。

ニューヨーク市警麻薬取締課の型破りはみだし刑事。なんて型通りな肩書き!
すげーはまり役なんだけど、その後、同じような役をせず活躍するジーン・ハックマンはやはり名優なのでしょうね。
『カンバセーション』とか『エネミー・オブ・アメリカ』でやった神経質っぽい役のほうが素敵。
ああでも、ポパイもたしかに神経質で粘着質な一面を覗かせています。
そうか!ジーン・ハックマンは粘着気質俳優なんだね。いま気づいた。

前半は、張り込み風景が続いて刑事の仕事を過酷さを描き(よって非常に地味)、尾行中の容疑者との心理戦、電車とクルマのカーチェイスなどなどアップテンポな流れへ。映画の見せ場ってこういうもんだという見本。
今観ても、結構はまってしまいます。しかも当然ノンCG。やっぱり名作といっていいもんです。
ちんぷんかんぷんで歯切れの悪い結末だけど、博識な弟によると、そういうのが「ニューシネマ」っちゅうものらしい。

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